世界初のマイクロプロセッサが登場してから 年が経ちました(2008年11月現在)。
パソコン用マイクロプロセッサの動作周波数はGHz(ギガヘルツ)オーダーになり、大規模なマルチメディアOSを軽々と動かすまでになりました。
年前に世界で初めて産声をあげたマイクロプロセッサの名前は、インテル4004という、動作周波数が108KHzのものでした(ある文献によれば、もう少し速かったという情報もありますが未確認です。参考文献(Intel)によれば、正しそうです)。1GHzをKHzの単位で揃えれば1,000,000KHzになります。4桁も違うのですね。
4004は、2300個のトランジスタを集積したものでした。これは、日本の電卓販売会社である「日本計算機販売(ビジコン)」が電卓用のLSIとしてインテルに発注したものです。
昔、NHKで放送していた「電子立国日本の自叙伝」をご覧になりましたか? 私はビデオに録画して今でもたまに見ています。これらの資料によれば、マイクロプロセッサの発明には実に様々なドラマがあります。
「米ベル研究所」で3極真空管の代わりになる最初の半導体素子「点接触型トランジスタ」が発明されました(1948年に特許が申請されたらしいのですが、実はそれよりも前に日本人が発明していたそうです)。「接合型トランジスタ」や「電界効果トランジスタ(FET)」を発明してノーベル賞を受賞したウイリアム・ショックレーが「ショックレー半導体研究所」を設立します。
その後、ここで働いていたゴードン・ムーア氏とロバート・ノイス氏がフェアチャイルド氏の出資を受けて「フェアチャイルド・セミコンダクター社」を設立します。ここでノイス氏は 1959年に半導体集積回路(IC)を発明。その後、ノイス氏を社長、ムーア氏を副社長とするインテル社が1968年に誕生します。語源はINTegrated ELectronicsだそうです。
インテル社は当初、半導体メモリの開発を行っていました。世界初の1KビットDRAM「1103」の商品化に成功し、そこに目をつけた日本のビジコン社(嶋正利氏)がマイクロプロセッサの話を持ち込み 1971年に世界初のMPU 4004が生まれたわけです。
CPU誕生の話を掻い摘まんで書くとこんな感じです。私はこの話が大好きです。
下の写真は、私の机の上に転がっているCPUです。
このサイトを読み進むための挿し絵という意味合いで紹介致します。4004の実物を持っていないのが残念です。セラミックパッケージのZ-80オリジナルも欲しいのですが、なかなか入手できません。
(2000年12月12日、8080のセラミックパッケージを入手)

上段左から「インテル80286 10MHz」、「i386 DX 20MHz」、486互換の「AMD 486 DX4 100MHz」、インテルPentium互換の「Cyrix 6x86MX-PR200」。下段左下は、ザイログZ-80互換「SHARP Z-80A 4MHz」、その上が、インテル8080互換「NEC μPD8080 2MHz」、最後は裏返っていますが「インテルPentium 120MHz」です。
4004が2300個のトランジスタを集積化したものだと書きましたが、1972年に発表された8ビットMPU 8008では6000個のトランジスタを集積していました。1979年に発表された16ビットMPU 8086では2万9000個、上の写真にもある32ビットMPU i386は27万5000個のトランジスタを集積しています。
現在普及しているCPUの性能は、みなさんご存じの通りですね。Athlon 64(FX)や、グラフィックプロセッサであるGeForce FX等のトランジスタ数は1億個を越えています。
このコーナーでは、運良くパソコン黎明期(れいめいき)と供に過ごしてきた、私のパソコン遍歴を交えながら、コンピュータのハードウェアを紹介したいと思います。

写真は「AMD Athlon」。
コードネーム「Thunderbird(サンダーバード)」
動作周波数1GHz
2001年度のメイン機用CPUでした。

写真は「Athlon XP 2000+」。
コードネーム「Palomino(パロミノ)」
動作周波数1.67GHz / FSB266
2002年度のメイン機用CPUです。
2003年12月まで使用し、次のAthlon XP 3200+に交換しました。

写真は「Athlon XP 3200+」。
コードネーム「Barton(バートン)」
動作周波数2.2GHz / FSB400
2004年度のメイン機用CPUです。
(2000/06/14)
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